投資信託論「インデックスファンド基礎知識」③インデックスファンドが支持される実証例

「アクティブファンドと比べて、インデックスファンドの方がいいよね」という考え方が世間的にどちらかというと多いようです。

私もよくいろんな方から「どちらがいいですか?」と聞かれますが、正直どちらでもいいというのが私の考え方です。

インデックスファンドは当然私自身も買っていますし、いいとは思いますが、アクティブファンドもいいファンドがあって非常に面白かったりします。

ただアクティブファンドがなぜ叩かれるのかというと、手数料が高く、その割にはパフォーマンスが悪いと言われています。

確かにそういうファンドはいっぱいありますが、中にはいいファンドもあり、そういったものまでダメージをくらっているような感じがいたします。

ちなみに資産運用業界というのは、ベンチマークインデックス0.1%のリターンをあげるために、どれだけ労力と時間とコストをかけてきたか、、、ということを考えますと、アクティブファンドを否定してしまうと夢がなくなってしまうような気がしちゃいます。

どちらがいいか悪いかの議論より、みなさんに正しい使い方をしていただけたらなと思います。

ここではインデックスファンドが支持されていない理由を知っておきましょうということで、ちゃんとしたデータをご提供していきたいと思います。

米国株式のラージキャップとミッドキャップのアクティブがインデックスに負ける割合

ここで検証されているのは、米国株式のラージキャップ(大型株)とミッドキャップ(中型株)のアクティブがインデックスに負ける割合になります。

このグラフには、グロース系(成長株)、バリュー系(割安株)、コア(ブレンドみたいなもの)で比べています。

見ていただくと、ラージキャップ、ミッドキャップとも時系列で見ると、多少ブレはありますが、70~75%くらいアクティブが負けています。

だから相対的にはインデックスの方がいいのかなというのは、ひとつ言えるところかもしれません。

米国株式のスモールキャップとマルチキャップがインデックスに負ける割合

それでは次の図を見てみましょう。

こちらは米国株式のスモールキャップ(小型株)とマルチキャップ(色々な時価総額のものを複合的に組み合わせたもの)を前の図と同じように比べた図です。

こちらも同じように、だいたい70~75%くらいくらいアクティブが負けています。

世界株式を分散したもの

次の図は世界株式を分散したものになります。

これもだいたい70~75%くらいアクティブが負けています。

右側の図は新興国株になります。

新興国株は、市場が非効率的でアナリストがカバーする銘柄も先進校に比べると少ないので、株価に非効率性が生まれてアクティブの方が有利かなと思いきや、これもやはり75~80%くらいアクティブが負けています。

いかがでしたでしょうか?

アクティブファンドは手数料が高いわりに、その高い分を超える付加価値を顧客に提供していないと言われる内容のデータをみなさんにご紹介させていただきました。