投資信託論「インデックスファンドの基礎知識」②基本分類
基本インデックスは6資産あるいは8資産という言い方をよくします。
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基本インデックス6資産
まず6資産についてご説明いたします。
「インデックスファンドの基礎知識①」でも説明いたしましたが、業界的に日本株式インデックスは、日経225よりもTOPIX東証第一部株価指数が使われることが一般的です。
次は世界株式ですが、世界というのは日本を含むか含まないかという概念があります。
日本を含まないのが先進国株式インデックス(MSCI-Kokusai)になります。
何で日本を含まないかというと、日本人なんでポートフォリオに日本株を持っている人が多く、外国に日本が含まれているとかぶってしまうからです。
だから日本を含まないものが、あえてあります。
これは、アメリカでもイギリスでも同じように商品構成が作られています。
日本株が①で、日本を含まない先進国株式が②になり、①と②を合わせたものが世界株式(MSCI-World)と言います。
世界株式23か国、そのうち先進国株式は22か国ということになります。
その他に新興国株式(MSCI-Emerging)があります。
世界株式と新興国株式を合わせたものを全世界株式インデックス(MSCI-All Country World)といいます。
これが株式の全体構成ということになってきます。
次は債券です。
日本債券(NOMURA-BPI)、先進国債券(シティ世界国際インデックス)、新興国債券(JPモルガン・GBI-EMGD)とあります。
基本インデックス8資産
そして最後にリートです。
リートには日本(東証REIT指数)と海外(日本以外のSP先進国REIT指数)とあります。
インデックス6資産は、日本(①株②債券)、日本を含まない外国の(③株式④債券)、新興国の(⑤株式⑥債券)です。
これにリートの⑦日本⑧外国を加えて8資産になり、日本を含めた世界の株式、債券、不動産(リート)の資産クラスということになります。
これが全体的なベンチマークの基本構成、インデックスファンドの基本となるベンチマークになります。